| ■ 愛宕百韻 |
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「愛宕百韻」の中から明智光秀の詠んだ15句のみを取り出してみました。本来「愛宕百韻」は連歌という形式をとっておりますから、作者別に句を並べても、その前後の句との関係を見なければ連歌としての意味を成さないことは明かです。
しかし、ここでは敢えて光秀の詠んだ句だけを集めてみました。もしもこの「愛宕百韻」が、本当に光秀の決意を身近な者達に伝える意図があったのなら、自ずとそこには並々ならぬ決意の程が強いインパクトとなって伝えられる筈。そしてそこには必ずや光秀の心の波動が込められていると思われてなりません。彼の詠んだ句、そしてそこで使われた語から何かを感じてみたいと思います。
| No. | 光秀が詠んだ句 | |
|---|---|---|
| 001 | ときは今天が下しる五月哉 | |
| 010 | 尾上の朝け夕ぐれの空 | |
| 017 | 月は秋秋はもなかの夜はの月 | |
| 026 | 深く尋ぬる山ほととぎす | |
| 033 | 葛のはのみだるる露や玉ならん | |
| 040 | みだれふしたる菖蒲菅原 | |
| 046 | おもひに永き夜は明石がた | |
| 049 | 秋の色を花の春迄移しきて | |
| 054 | おもひなれたる妻もへだつる | |
| 058 | 心ありけり釣のいとなみ | |
| 069 | 旅なるをけふはあすはの神もしれ | |
| 077 | 朝霞薄きがうへに重なりて | |
| 081 | たちさわぎては鴫の羽がき | |
| 086 | しづまらば更けてこんとの契りにて | |
| 095 | 縄手の行衛ただちとはしれ | |
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どうですか?何か光秀の心境が伝わってきましたか? それでは、それぞれ個々の句を、その前後の句や当時の状況などを踏まえながらの個別解釈をしてみましょう。 |
ときは今天が下しる五月哉 |
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尾上の朝け夕ぐれの空 |
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月は秋秋はもなかの夜はの月 |
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深く尋ぬる山ほととぎす |
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葛のはのみだるる露や玉ならん |
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みだれふしたる菖蒲菅原 |
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おもひに永き夜は明石がた |
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秋の色を花の春迄移しきて |
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おもひなれたる妻もへだつる |
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心ありけり釣のいとなみ |
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旅なるをけふはあすはの神もしれ |
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朝霞薄きがうへに重なりて |
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たちさわぎては鴫の羽がき |
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しづまらば更けてこんとの契りにて |
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縄手の行衛ただちとはしれ |
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