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 (4) 信長関連書籍情報


信長関連書籍情報

こちらには、織田信長に関連のある本の感想などを掲載していきたいと思っています。紹介されている書籍の感想などを是非をメールで教えて下さい。




「本能寺の変」本当の謎
− 反逆者は二人いた −

  

円堂 晃 著


並木書房

2005年5月20日発行
367P
ISBN4-89063-185-2
価格  1900円 (+税)
 

 帯に「400年間の定説を覆す衝撃の書!真の叛逆者は光秀ではなく、信長だった!」とある。インパクトのあるキャッチフレーズである。信長自身が叛逆者とはどういうことなのだろう?と誰もが思う。著者の円堂晃氏は中学校の国語の先生をしながら歴史の研究をしてきたとのこと。
 本能寺の変を「原因」と「共謀者」という、これまで語り尽くされた分類をした上で、更にこの事変を「クーデター」なのか「暗殺」なのかという視点で切り込んでいる。そこに見えてくる疑問を列挙し、一つ一つに独自の解説を述べるという興味深い読み物となっている。
 検討内容の部分では『信長公記』、『兼見卿記』をはじめ多くの史料が使用され、想像だけではなく事実から見えるものを探り当てようと言う努力がみられ、また巻末には「補遺」として、『愛宕百韻』の連歌から、またあまり良質ではないが興味深い記述で知られる『本城惣右衛門覚書』という資料を抜粋して詳細に紹介していたりと、信長ファンの触手に触れる項目立ても巧妙である。
 ここ数年は史跡現場の発掘調査に基づいた研究ということで、文献史学のうえに考古学的な裏付けを加味した研究書が高い評価を得る傾向がある。本書著者は、発掘や現地調査の現場に携わっていた訳ではないので、発掘調査結果の裏付けからアプローチできないことは止むを得ない。しかし、多くの文献に当たり、事変当時の京の地理を解析するなどの努力は、単に想像するだけで興味本位の物語を描く小説の類とは一線を画すものである。
 何よりも、「信長一人の暗殺のために、なぜ光秀は一万三千もの大軍を動員したのか?」というこれまでにあまり注目されてこなかった点へ着目し、さらに発展させて「その大軍の移動に織田方は気付かなかったのか?」、最終的に「光秀軍を呼び寄せたのは信長本人だった」というところへ結んでいる。最初に本書の帯に「信長自身が叛逆者」とあったところへ完結されている。
 他の著作と異なるのは、『信長公記』の記述部分へ国語の教師だからこそといえる解説を加えている点で、中でも、光秀の大軍が本能寺を囲むのに数時間を要し,それを誰もが気付いていながら放置できたのは、信長がそれを呼び寄せ、そしてただそれを実行したように見えていたからに他ならないとしているところ。発想の転換とはこのことだろう。
 最後に感想を一点、文章のあちこちであまりに読者を気にし過ぎることが少々鼻につくが、処女作ということで今後に期待したい。在野の研究家がこうして著作を世に出すことは、信長ファンとしても大いに嬉しい限りである。
 内容的に大変興味深い著作であり、一読してみては如何だろうか。

 

  

信長新記

  

佐藤大輔 著


徳間書店
信長新記 1
徳間文庫

2004年5月
397P 16cm
4-19-892060-5
価格  660円 (税込)
 

 天正十年六月二日未明、京都四条西洞院・本能寺―背信の将・明智光秀は一万三千の軍勢をもって、織田信長に謀反。
折りしも、頼みの織田家宿将は毛利攻めに苦しむ羽柴秀吉の救援で出陣し、不在…。ここに野望「天下布武」は尽きるか―。
研究所ではなく小説です。
 

天下布武の城・安土城

  

木戸雅寿 著


2004年2月発行
93ページ 21cm
価 格  各1,575円 (税込)

新泉社
シリーズ名 シリーズ「遺跡を学ぶ」 002
4-7877-0432-X
 

 織田信長が築城した特異な城として、幾多の小説や映画・TVドラマで描かれてきた安土城。近年の考古学的発掘調査により、通説には多くの誤りがあることがわかった。安土城の真実の姿を実際に安土城郭調査研究所で10年以上努め、考古学的調査をしてきた立場から、その詳細を具体的に明らかにし、安土城築城の歴史的意義をさぐっている。 カラー写真や図で大変わかりやすい構成となっている。

〈主な目次〉序 天下布武へ向けて
第1章 城の道を掘る   第2章 麓の屋敷群を掘る   第3章 安土山と山下町    第4章 信長の居城
第5章 安土城の到達点  第6章 天下布武の城     第7章 安土城築城の意義   終章 そして炎上
 

 

よみがえる安土城

  

木戸雅寿 著


四六判  218頁
価 格  各¥1700

吉川弘文館
歴史文化ライブラリー 167
4-642-05567-3
 

 織田信長が天下布武の象徴とした壮麗な安土城は、築城からわずか六年でこの世から消え去った。いつ、誰が、何のために焼いたのか。その後、安土城はいかなる運命をたどったのか。これまで安土城郭調査研究所で実際に発掘にあたっていた木戸雅寿氏が最新の発掘成果等から幻の城を再現し、隠された謎を解き明かす。信長のデザインとセンス、果たせえぬ夢の世界を探り、知られざる安土城の真の姿と新しい信長像に迫る。城郭研究上からも、そして信長ファン必読の書となるであろう。

〈主な目次〉安土炎上/忘れ去られる安土城(炎上後の歴史/現代に生きる安土城)/発掘調査が語る安土城の姿(城内道の調査/屋敷地の調査/城の中の寺、総見寺)/城を掘る(日本最初の城郭発掘と整備/信長の居城を掘る)/安土城の謎にせまる(文献資料に残された安土城/本丸と天主―新たなる理解―)/信長のデザインとセンス(石垣を積む/瓦で飾る屋根)/信長の夢・安土城の世界(信長像を考える/天主を考える/安土城の二面性/信長から秀吉へ、そして家康へ)
 

    

謎とき本能寺の変

  

藤田達生 著


講談社

シリーズ/
講談社現代新書 1685

2003年10月
200P 18cm
4-06-149685-9
価格  735円 (税込)
 

 本能寺の変の「黒幕」は誰か?中世を終焉させる契機となった大政変の真相を解くといったもの。藤田氏なりの本能寺の変の解釈をまとめたものといえる。しかし、この本の内容は「黒幕説」をとっており、異を唱える学者も少なくない。その意味では、どこに異論があるのかといった点からも読んでおくことをお薦めする。

目次
プロローグ(「本能寺の変」を企てたのは誰か?戦国時代)
第1章 明智光秀が背いた原因は何か?(足利義昭―将軍を目指す明智光秀―栄達から危機へ織田信長―「国王にして内裏」政変への道)
第2章 画策する足利義昭(「西国公方」義昭政変迫る政変断行)
第3章 「秀吉神話」を解く(備中高松城の水攻め「奇跡の中国大返し」山崎の戦い信長を継ぐ者は誰か)
 

 

信 長(上・下)

佐藤雅美 著


価 格  各¥1800
発売日  2003/03
 

人気作家、佐藤雅美が送り出した歴史小説最新刊。内容は天下人『織田信長』の生涯を綴った長編ということだが、スラスラ読めてしまうということで評判らしい。誰か読んだら、感想文を下さぁ〜い!(^◇^;)

 

『本能寺と信長』

藤井 学  著
思文閣出版


四六判・230頁
定価:本体2,200円(税別)
ISBN4-7842-1134-9

本能寺の変で自刀した天下人・信長の、法華宗や茶の湯との深い結びつきを、史料にもとづいた挿話を折り込みながら、永年、中世法華宗・文化史研究にとり組んできた歴史家の鋭い史眼から書かれた
書との評判あり。

【内容】 南蛮寺と茶屋屋敷/光秀無残/本能寺の信長廟/
     信長の名物狩/一本の茶杓/本能寺の変に生き残った武士/
     阿波皆法華/三好実休のかえり花の茶会/菓子絵と本能寺文琳/
     信長最後の茶会 など

【著者情報】藤井 学(ふじい まなぶ)
      1932年岡山市生.奈良大学学長などを歴任.京都府立大学名誉教授

『風雲児信長と悲運の女たち』

楠戸義昭 著


320頁
本体680円(税別)
 

 戦国の世から近世へ、歴史を大きく転換させた武将・織田信長。天下布武の覇道を突き進む陰で繰り広げられた、妻、娘、母、姉妹たちの悲運を、各種史料に独自取材を重ねて描く。信長の女性観の致命的欠陥とは?

日本の中世 第11巻
戦国乱世を生きる力

神田千里
かんだちさと

四六判
350ページ
本体2500円+税
ISBN4-12-490220-4 C0321

織田信長は、なぜ叡山を焼討し、長島一向一揆で大量虐殺したのか。戦乱の中を逃げまどい、全力で生き延びねばならなかった民衆の知恵と力、信心を中心に描き、戦国の歴史を一新する。

激震 織田信長

学習研究社

定価 : 本体1,600円 (税抜)
発行年月 : 2001年10月  
ISBNコード:4-05-602638-6
学研の赤本といわれるシリーズの新作といったところ。信長ファンなら、つい手がでてしまう一冊。(^◇^;)


NHKスペシャルセレクション
信長の夢「安土城」発掘

著 者 : NHKスペシャル「安土城」プロジェクト
発行所 :
NHK出版               

定価 : 本体 1500円

2001.7.30
ISBN4-14-080618-4

NHKの番組「NHKスペシャル」で放映された内容を下地として、放映時間の限られた番組内では表現しきれなかった部分までを、より詳しくまとめた一冊。安土城ファン、信長ファンには是非一読の価値があると思う。

 

愛知県の歴史
(新版県史 全47巻 23)

三鬼清一郎=編 
児玉幸多 =監修

定価:本体 1900円
 四六判
 2001.01
ISBN4-634-32230-7

あゆちの始まり,守護支配下の人びと,桶狭間の戦い,名古屋の繁華と熱田,
出版・文芸の展開,環境・人権と経済の共存をめざして原始時代から現代までを県民の立場から叙述。
 

徳川家康をペンで倒した戦国の名将・太田牛一、四百四十年間の闘い

もう一つの戦国時代

井上 力

講談社出版サービスセンター

本体各1600円 四六判 上巻446頁 下巻504頁
発行年月日:2000年12月15日
ISBN4-87601-534-1  上巻
ISBN4-87601-535-X  下巻

『もう一つの桶狭間』の続編とも言うべき作品。今度は、桶狭間の合戦を読み解くのではなく、『信長公記』『甫庵信長記』『武功夜話』などは目的を持って創られた一連のものという想定で、全国を統一した徳川幕府の締め付けをかいくぐって真実を伝えるための数々の工夫や暗号が設定されていると作者は語っている。読み比べていく作業は、資料の輪読会をやっているようでもあり大変興味深い作業ではある。しかし、やはり話の展開は少々強引さが目立つという点においては前作と変わらない流れをもったものと言えるだろう。

 信長を殺したのは誰だ!家康よ、お前は一体誰なのだ? 
戦国の世を駆け抜けた四人の天下人達への、いまなお残る数多くの謎と疑問。その全てを信長家臣・太田牛一が各文献にちりばめた二重三重の暗号が語っていた。前作「もう一つの桶狭間」を越えるスケールで、多数文献を詳細に比較検証して浮かび上がった、意外な人物達の神なき所行と、恐るべき謀略の数々。440年間の時を経て、いままで誰も読み取れなかった驚愕の事実で通説を打ち破る、まったく新しい真説戦国史。日本史をひっくり返す問題作、歴史を変える問題作、いよいよ完結!

著者紹介
■井上 力(いのうえ・つとむ)

1937年、大阪市生まれ。大阪大学法学部卒業。
電気メーカーを定年退職後、1998年に小規模企業マネージメント・サポート業を開業し、現在に至る。東京都在住。中小企業診断士・社会保険労務士
 

 考証織田信長事典 

 にしがや やすひろ
西ケ谷恭弘

東京堂出版

定価2940円(本体 2800円)

日本城郭史学会の代表である西ケ谷恭弘氏が専門の城郭や庭園ではなく織田信長についてまとめた一冊。以前にも『国別 守護・戦国大名事典』『国別 戦国大名城郭事典』というのを書かれているが、そのシリーズの一冊ということになるだろうが、作者が信長だけに絞って綴ったのはこれが始めてではないだろうか。
 内容は、「誰でも読めるように平易に綴るため、資料などの原文は避け、従来の信長像とは異なる真実の姿を追求しようと試みた」と端書きにあるように、従来の編年的な事例の羅列だけにとどまらず、第1章では『信長の人間像を再検討』と題して「信長の人となり」、「信長の性格」、「信長の世界観」、「以外にひょうきんだった信長」、「信長の嗜好」「アイデアマン信長」などが立項されている。第2章では得意分野の『信長の戦略と築城−信長誕生から陣没までの全生涯−』。第3章で『織田家と信長の一族』、第4章では『織田軍団と本能寺の変』となっている。

 戦国時代 (上・下)

永原慶二

小学館ライブラリー

上下巻とも定価914円(本体 870円)

 上・下巻に分かれているが、信長に関係のあるのは下巻が主。しかし戦国時代という全体像を理解するためには上巻を知識の土台として入れておくことが望ましいだろう。その上で信長がおかれていた状況をより正確に掌握することが可能になる非常に優れた著作物である。文庫本サイズで安価で手に入れられることも有り難いが、細かな部分まで最新のデータに置き換えられた内容には脱帽ものである。必読の書というランクにしておきたい。 【ら】
 

 偉大なる従軍記者が語る
 織田信長の戦略と行動

  もう一つの桶狭間

井上 力

講談社出版サービスセンター

新しい切り口で桶狭間の検証を行っているというのは実感であるが、全体的に少々論述の仕方に無理があるように感じてしまった。文章にもギクシャクとした表現が目立ち、自説に有利なように解釈をすることはよくあることではあるが目立つ。中には鋭い切り口も混在しており、面白みもある。自費出版なのであろうか?

内容紹介

 織田信長による天下統一の第一歩でありながら、いまなおその全てが明らかにされていない〈桶狭間の合戦〉。現在通説とされているように、信長は本当に運に助けられた奇襲により圧倒的な大軍を率いる今川義元を倒したのか?ドラマチックなヒーローとして伝説化された信長の真意と実像は?その全てを信長の家臣である太田牛一の遺した「信長公記」が語っていた。「信長公記」その他の文献を再度詳細に比較研究し、織田信長の戦略と行動、そしてその実像に迫る、全ての信長ファンに贈る渾身の書。〈桶狭間の合戦〉から440年の時を経て、初めて明かされた驚異の全貌。いままで誰も読み取れなかった〈桶狭間の真実〉が、ここにある!

著者紹介
■井上 力(いのうえ・つとむ)

1937年、大阪市生まれ。大阪大学法学部卒業。
電気メーカーを定年退職後、1998年に小規模企業マネージメント・サポート業を開業し、現在に至る。東京都在住。中小企業診断士・社会保険労務士

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信長燃ゆ(上・下)

 安部 龍太郎 著
 四六判 上製
 上巻358ページ 下巻401ページ
 定価 上下巻とも(本体1600円+税)
 ISBN4-532-17059-1  C0093(上巻)
 ISBN4-532-17060-5  C0093(下巻)
 2001年6月発売
「本能寺の変は朝廷に仕組まれた謀略だった。天皇を超える信長に危機を抱く黒幕近衛前久。側近を操り巧みに光秀の謀反を企む。その裏に信長を愛する東宮夫人の影が。日本史最大の謎に挑む鬼才の壮大な戦国絵巻の傑作。」というキャッチコピーで店頭に紹介されている信長関連の小説本。結構話題になっていたので紹介しておくことにするが、実は読んでいないので、書評などありましたらご連絡下さい。(雷蔵)


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